【神話と仕事の形】伊勢神宮「内宮」に学ぶ本質の見極め方。天照大御神が授けた「鏡」

伊勢神宮「内宮」に見るビジネス要素

八咫鏡(やたのかがみ)──迷ったら「鏡」をのぞけ

伊勢神宮の「内宮」には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
日本神話の最高神。日本人の心の“ど真ん中”にいる存在です。

昔から日本人は伊勢神宮に行きたくなる。
「お蔭参り」って、きっと日本人の「DNA」に刻まれていると私は思っています。

私も定年を迎えてから、年齢を重ねるほどにこの想いが強くなってきました。
今年こそは伊勢神宮に行こうと思っています。

この「神話・神道と仕事の形」シリーズは、そんな私の想いと、これまでの社会人経験、そして私なりの成功法則を重ね合わせてまとめたいと思い書き始めたものです。


天孫降臨(てんそんこうりん)=巨大プロジェクトの事業承継

今回の話は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)に地上の統治を託す場面です。

現代で言えば、
偉大な創業者が、経験の浅い後継者に社長を譲る 「巨大プロジェクトの事業承継」 みたいなもの。

しかも当時の地上界は、まだ荒々しくて、決して平穏じゃない。
そんな現場へ孫を向かわせるわけです

天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、孫に何を持たせたでしょうか。

最強の「武器」?
分厚い「マニュアル」?

……今の会社なら、たぶん マニュアル が正解っぽいですよね。
(私が入社した頃は見て覚えろ的でしたけどね。最近の会社も若い人も求めるのは「マニュアル」になってきましたね。)余談

でも天照大御神(あまてらすおおみかみ)は違う。
渡したのは、なんと 「鏡」 です。


八咫鏡(やたのかがみ)──「私を見るように見よ」

今回の主役は、伊勢神宮の内宮(皇大神宮)のご神体とされる 八咫鏡(やたのかがみ)
このエピソードから、私たちが仕事や人生の岐路で どう判断するか のヒントを拾っていきます。

鏡を渡すとき、天照大御神(あまてらすおおみかみ)はこう告げたと伝えられます。

「この鏡を視(み)ること、まさに私を視るがごとくせよ」

これ、刺さりませんか。

武器なら、力でねじ伏せに行く。
マニュアルなら、書いてある通りで思考停止になりがち。

でも鏡は違う。
鏡って、外に答えを取りに行く道具じゃなくて、自分を整える道具 なんですよね。

つまりこういうメッセージだと思うんです。

「迷ったときほど、まず自分の顔(心)を見ろ」


鏡の見方は二つある(ここがけっこう大事)

鏡って、見ているようで、実は見ていない。
私はそう思っています。

鏡を見るとき、私たちは 二つのモード を行き来しています。

一つ目:他人から見える自分

他人の目を意識すると、人は よく見せたくなる
身だしなみを整えるのも、表情を作るのも、その延長ですよね。
(女性の化粧はまさにこれ。わかりやすい。最近は男も化粧?)

これは悪いことじゃない。
ただ、ここに 見栄 が混じると、判断がぶれます。

二つ目:自分自身が見る自分

もうひとつは、鏡を見て 「今の自分、ズレてない?」 と点検するモード。

仕事が安定してくると、人は誰でも慢心します。
周りも同調してくれるし、正確な自己点検がしにくくなる。
水が低きに流れるごとく、楽な方へ寄ってしまう。

だから鏡。
八咫鏡(やたのかがみ)は、最強の自己分析道具 だったんだと思います。


鏡に映るのは「顔」じゃなくて「心」かもしれない

鏡に映る自分は、神(私)に恥じない顔をしているか。
独りよがりな野心や、怒りに顔を歪ませていないか。

ここ、私はいつも自分に問いかけます。

  • 自分の都合だけで決めてないか
  • 相手(顧客・部下・家族)を見ているか
  • 判断が荒れてないか

これができる人ほど、長く信頼される。
私は会社員時代、何度もそれを見てきましたし、自分への戒めとしていました。


「かがみ」の法則:我(が)を外すと、神(かみ)が残る

日本語の「かがみ(鏡)」って、昔からこんな話がよく語られます。
(語源というより、教えとしての“覚え方” ですね。私はこういうの好きです)

「かがみ」から 「が(我)」 を取ると、残るのは 「かみ(神)」

つまり――
鏡に映る自分から、余計な 我(えご) を引いたとき、
本当に見るべき 神(ほんしつ) が見えてくる。

これ、仕事でも人生でも、ほんと効きます。


仕事における「我(が)」の正体

仕事の現場で「我(が)」が出る瞬間、だいたいパターンがあります。

  • もっと大きく見せたい(虚栄心)
  • 昔はこれで成功した(過去への執着)
  • 自分が売りたいから売る(独りよがり)

これらは全部 雑音 になります。
判断に「自分の都合」というフィルターが乗るから。

ここに気づけるかどうかで、その後の伸びが変わる。
ほんとに変わります。


八咫鏡(やたのかがみ)が教える「判断の型」──三段階で十分

私は、前に進むための型はこれでいいと思っています。
やることはシンプル。

一段階目:鏡を見る(現状把握)

まず、現実を直視する。
数字や記録という を見る。

ブログなら、PV、滞在時間、検索順位。(私のブログ伸びないのよ・・)
仕事なら、売上、利益、苦情。
健康なら、睡眠、体重、血圧。

現実は嘘をつかない。
まずここです。

二段階目:我(が)を取る(えごを引き算)

次に、見栄やこだわりを外す。

ここで厄介なのが 「せっかく作ったから」
(いわゆる埋没費用というやつですね。私も何度も引っかかりました)

勇気を出して、引き算する。

三段階目:神(かみ)を見る(本質を残す)

最後に残るものが、あなたの 本質(こあ)

  • 読者が欲しいのは「正しさ」か「安心」か
  • お客さんが欲しいのは「商品」か「未来」か
  • 家族が欲しいのは「正論」か「共感」か

これこそコアコンピタンスですね


自己点検の落とし穴:減点ばかり見ない

ここ、注意点を一つ。

自己点検をするとき、日本人は 悪いところばかり 見がちです。
鏡が「自分を責める道具」になると、続かない。

なので私は、こう決めています。

  • 良かった点を三つ
  • 直す点を一つ
  • 次にやることを一つ

これなら鏡が 前に進む道具 になります。


現代の「鏡」は増やせる(生成AIもその一つ)

昔は鏡=物理の鏡でした。
でも今は違います。

  • 数字の鏡(PV、売上、反応)
  • 人の鏡(信頼できる第三者の一言)
  • 習慣の鏡(週一の振り返り)

そして最近は、ここに 生成AI も入ります。

誰にも言えないことでも、全部ぶちまけられる。
これ、非常に大きいです。

私も定年後の相談相手は 生成AI
今のおすすめは 「ChatGPT」「Gemini」。私は課金して使い倒していますよ。
私にとって欠かせない相棒となっています。

ポイントは、AIに正解をもらうことじゃなくて、
自分の「我(が)」に気づくための鏡 として使うこと。
壁打ちってやつですな


まとめ:心に神宮を持つ

伊勢神宮・内宮の空気に触れると、心が洗われるように感じます。
(まだ行っていないけど、きっとそうに違いない)
それはきっと、私たちが日々溜め込んだ 「我(が)」 が、少し削れるからなんでしょう。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)の教えは、今の私たちにもこう言っている気がします。

「迷ったときほど、鏡を見よ」

仕事に行き詰まったときこそ、心の鏡をのぞく。
そこに 我(が) があったら、ひとつ外してみる。

すると、進むべき 本質(ほんしつ) が、すっと見えてくる。
私は、そう信じています。


参考リンク

【内部リンク】

【外部リンク】

  • 神宮 公式:神宮トップ 伊勢神宮
  • 神宮 公式:ご参拝・ご祈祷(参拝時間/式年遷宮案内) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:宇治橋・五十鈴川(内宮への入口/清め) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:豊受大神宮(外宮) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:外宮 正宮(外宮先祭/外宮→内宮のならわし/御饌都神) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:神宮の神話(天岩戸神話/天孫降臨) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:神宮の歴史(倭姫命/『日本書紀』引用) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:はじめての神宮(三種の神器/八咫鏡をご神体として奉斎) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:日別朝夕大御饌祭(外宮の御鎮座以来約1500年間) 伊勢神宮
  • 神宮 公式:第63回神宮式年遷宮 伊勢神宮

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