資産形成の手段として代表的な「個別株」「投資信託」「ETF」の違いと、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
1️⃣ 個別株(単元株・NISAでも可)
企業ごとの株式を1社ずつ直接購入する方法です。自分で企業を選び、投資先を決定します。
メリット | デメリット |
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高配当・成長株など自分で選べる 配当金や株主優待がもらえる 大きな値上がり益(キャピタルゲイン)が狙える | 1社ごとのリスクが高い(倒産・業績悪化など) 分散投資には多くの資金が必要 企業分析の知識と手間がかかる |
2️⃣ 投資信託(ファンド)
複数の株式や債券に、専門家が代わりに投資してくれる商品です。少額から広く分散投資が可能です。
メリット | デメリット |
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少額からスタートできる(100円〜) プロが運用するため初心者向き 自動で再投資される(複利効果) 積立NISAやiDeCoに対応 | 価格決定にタイムラグがある(リアルタイム売買不可) 信託報酬などの手数料がかかる インデックス型でも市場と同じ以上のリターンは望みにくい |
3️⃣ ETF(上場投資信託)
投資信託の一種で、証券取引所に上場しており、株のようにリアルタイムで売買ができます。
メリット | デメリット |
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株のように市場で売買できる(即時性) 手数料が投資信託より低め 分散投資が可能(インデックス連動型が多い) | 証券口座が必要で、1口単位での購入(若干高額) 分配金は自動再投資されない(自分で管理) 売買手数料がかかる場合がある |
📊 比較まとめ
項目 | 個別株 | 投資信託 | ETF |
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分散投資 | × 自分で分散 | ◎ 自動で分散 | ◎ 自動で分散 |
取引のしやすさ | ○ 平日リアルタイム | △ 注文タイミングで決定 | ○ 市場で即売買 |
手数料 | △ 売買手数料 | △ 信託報酬あり | ○ 手数料低め |
初心者向け | △ 慣れが必要 | ◎ はじめやすい | ○ やや中級者向け |
配当・分配金 | ○ あり | ◎ 自動再投資可 | ○ 自動再投資不可 |
📝 どれを選ぶべき?
- 投資初心者・つみたて派:まずは投資信託(インデックス型)
- 配当収入を得たい:高配当ETFや個別株
- 自分で企業分析したい:個別株
- 市場のタイミングも見ながら投資したい:ETF
初心者には投資信託一択です
個別株に興味が湧き始めたら危険信号ですね。
投資は自己責任で!
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