第3章|人間関係を整える:誰と過ごし、何を共有するか?


🔸「人付き合い」が変わるタイミングがやってくる

会社員時代の人間関係は、仕事を中心に広がっていました。

でも、退職後はその関係もだんだんと薄れていくもの。
それを寂しく感じるか、肩の荷が下りたと感じるかは、自分次第です。

私はこれに2年かかりました。

かつての人間関係に固執しなくてもいい。
それは「もう卒業した」んです。
かつての仕事仲間にとっても過去の人なんですよね。


🔸 煩わしい関係からの“卒業”で、心が整う

「つながっていなきゃ」「連絡を絶やしてはいけない」
そんな義務感だけで続いていた関係は、
このタイミングで一度、手放しましょう。

煩わしさから解放されて、心がふっと軽くなる。

それは人間関係を“整え直す”という、前向きな選択です。


🔸 孤独を受け入れる。そして、楽しむ

退職後は、物理的にも人と会う機会が減ってきます。
だからこそ「孤独を恐れない」ことが大切になります。

孤独とは「誰とも関係を持たないこと」ではなく、
「自分との関係を深める時間」でもあります。

  • 一人で出かけて景色を楽しむ
  • 好きな本を読み返す
  • 旅の計画を立てて、じっくり味わう

そんな静かな時間にこそ、心の豊かさは宿ります。
「孤独」はリタイア後に必要なスキルなんです。
「孤独」を習得していきましょう。

「旅の計画を立てる」はおすすめです。
実際行かなくてもいいんです。
頭の活性化になりますよ。


🔸 家族との関係、特に「妻との時間」を大切に

退職後、もっとも身近で、もっとも長い時間を共有するのは「家族」です。
特に、パートナーである妻との関係を見つめ直すことはとても大切です。

  • 感謝の気持ちを言葉にして伝える
  • 一緒に出かける時間をつくる
  • 毎日の会話を「習慣」にする
  • 家事を積極的にやる。これを仕事とらえる

これからの時間を、共に心地よく過ごすための“夫婦の再設計”
小さな見直しが、大きな安心につながります。
家事をやることで今までと違った関係になってきますよ。


🔸「誰と過ごすか」ではなく、「誰と共有したいか」

関係の“濃さ”や“頻度”よりも、
何を共有するかが、これからのつながりの質を決めます。

  • 同じ空を見て「きれいだね」と言える相手
  • 美味しいものを一緒に楽しめる相手
  • 無理をせず、気を遣わずにいられる相手
  • 同じ空間を共有するだけでいい相手

そんな存在が、1人か2人いれば、もう十分です。


🔸 自分と向き合う手段を持つことの大切さ

人間関係がシンプルになる今こそ、
自分と向き合う時間を持つことが大切です。

私にとっては、この「ブログ」がその手段です。
例えばこのブログを書くことで、私は「自分の過去を整理し、今の自分を認め、未来の自分を描く」ことができています。

日々の気づき、想い、経験を言葉にすることで、
自分自身の心を見つめ直す時間になっています。

  • 書くこと
  • 描くこと
  • 撮ること
  • 歩くこと

どんな形でも構いません。
自分と会話できる手段を、ぜひ見つけてください。


🔸 人との距離を「自分で選ぶ」ことが、大人の自由

これからの人生は、誰とつながり、誰と距離を取るか――
すべて自分の意志で決められます。

つながる日もあれば、つながらない日もある。
それが、自由という成熟の証です。

無理のない関係、心がほっとする相手、
そしてなにより、自分との対話を大切に。


次章では、「住まいと空間を整える」をテーマに進みます。
心地よく暮らせる環境とは何か、一緒に考えてみましょう。

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