「なるようになる」流れに身を任せて乗り切る 会社員生活

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はじめに

定年になって会社員人生を振り返ってみると、会社員人生は長い川下りだったと思います。

これまでの道中には、予期せぬ出来事や困難がありました。

その最中にはそれらに翻弄され、心身も疲労し、我が身に起こったことを嘆くことも多かったです。

私はそういったことに遭遇していくうちに、流れに身を任せていくことの大切さに気がつきました。

今回は、会社員の出来事は流れに乗って進んでいくことについて、私の経験も踏まえてさまざまな視点から書いてみましょう。

大きな流れは変わらない

会社員人生には、常に大きな流れが存在していると思っています。

この流れは、私たちの価値観や目標、そして運命とも呼べるものによって形作られています。

時には波や渦に巻き込まれることがあっても、この大きな流れそのものは変わることはないと思うようになってきました。

流れは自分一人の意思だけで決まるのではなく、周りにいる人たちを含めて、多くの人の意思が絡んで流れを形成しているんだと思います。

社会全体の流れ「運命」を作っているのでしょう。

私たちの会社員人生は、この大きな流れに沿って進んでいくものです。

川の流れに身を任せる

会社員人生を川の流れに例えるなら、その川を泳いで下るようなものです。

川の流れは時に穏やかで、時に激しくなることがあります。

ずーと穏やかなまま流れることはありません。

変化する流れに逆らおうとするのではなく、むしろ身を任せることで、より楽に、より早く進むことができるのです。

私も会社員時代流されてるなぁと感じることが多かったです。

流れに抗っても、流れには勝てないことを何度も経験しました。

この考え方は、東洋の哲学にも通じるものがあります。

例えば、道教の「無為自然」の考え方は、自然の流れに逆らわず、あるがままに生きることの大切さを説いています。

流されて、流れていく先を楽しみにするぐらいでちょうどいいのです。

美空ひばりの「川の流れのように」の歌の通りなんです。

流れるままに流されていく

「流されている」という言葉には、ネガティブな印象があるかもしれません。

しかし、人生の大きな流れに身を任せることは、決して消極的な態度ではありません。

むしろ、それは自然の摂理を受け入れ、より効率的に、そして穏やかに人生を進んでいく賢明な選択なのです。

流れに身を任せることで、私たちは不必要な抵抗や葛藤から解放されます。

そして、本当に大切なことに集中すればいいのです。

不運を嘆く必要はない

会社員人生には、思わぬ不運や挫折が訪れることがあります。

しかし、それらを嘆き悲しむ必要はありません。

なぜなら、それらもまた会社員人生の流れの一部であり、私たちを成長させ、新たな機会へと導く可能性を秘めているからです。

成長させるための課題でもあるのです。

私も挫折が何度かあり、その挫折も必要な期間であったのだと実感しています。

「乗り越えられない試練は与えられない」という言葉もありますよね。

選択ミスをしても最後は海へ

川の流れに身を任せていれば、たとえ途中で多少の選択ミスをしたとしても、最終的には大海へと辿り着くことができます。

会社員人生においても、小さな失敗や間違いは避けられないものです。

それらは決して致命的なものではありません。

むしろ、これらの経験は私たちに貴重な学びをもたらし、より賢明な判断力を養うきっかけとなります。

大切なのは、これらの経験から学び、知識と経験を蓄積することです。

これらの失敗も定年後の自分を形成するための経験だと思えばいいのです。

選択ミスを悔やむ必要はない

過去の選択を悔やんでも、時間を巻き戻すことはできません。

そして、その選択が本当に「間違い」だったかどうかを判断するのは難しいことです。

私たちは未来を知ることはできないからです。

むしろ、過去の選択を受け入れ、そこから学びを得ることに集中すべきです。

今の自分を形作っているのはこれまでの選択による経験があるからです。

私もあの時の失敗や経験があったからこそ、今の自分があるのだと実感しています。

なるようになる

「なるようになる」という言葉は、時として諦めの言葉のように聞こえるかもしれません。

しかし、この言葉には深い知恵が隠されています。

この言葉は、私たちにできることには限りがあり、すべてを自分の思い通りにすることはできないという現実を受け入れることの大切さを教えてくれます。

世の中の大抵のことは「なるようになる」もんです。

小さなことに悔やむより、行き着く先は同じだと思っていればいいのです。

気楽にいきましょう。

過去を悔やむより未来へ

過去を振り返り、反省することは大切です。

しかし、過去に囚われすぎると、前に進むことができなくなってしまいます。

大切なのは、過去から学びつつも、常に未来に目を向けて進んでいくことです。

未来は大きな可能性に満ちています。

その可能性を最大限に活かすことに注力した方がいいですよね。

過去の失敗や挫折に囚われるのではなく、それらを糧として、より良い未来を築いていく姿勢が大切です。

結論

流れに乗って自分らしく生きる

人生の流れに身を任せることは、決して受動的な生き方ではありません。

むしろ、自然の摂理を理解し、それと調和しながら自分らしく生きていく積極的な姿勢なのです。

私たちは、時に困難や挫折に直面することがあります。

しかし、それらもまた人生の流れの一部であり、私たちを成長させ、新たな機会へと導く可能性を秘めています。

会社員人生の最終地点「海」に辿り着く、つまり定年に達するってことがゴールであり、そこに至る過程はすべて「必然」であるのです。

それらを受け入れてポジティブに行動することが大事です。

流れに乗って進んでいくことで、私たちはより穏やかに、より充実した会社員人生を送ることができるでしょう。

会社員人生は長いです。

大きな流れに身を任せ、自分らしく生きていけば「海」が待っています。

あなたも会社員人生の流れに身を任せ、より自由に、より自分らしく生きてみましょう。

そうすると自分らしい定年後が待っていますよ。

ここまで読んでくれて「ありがとう」

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