デスクの小物でリラックス
私が会社員時代に仕事の息抜きとしてデスクの上に、ちょっとした小物をおいていました。
集中ばかりではかえって効率が落ちますので、リラックスも必要ですよね。
リラックスした後、集中力を上げることを意識していました。
その小物を紹介します。
東北六魂祭のうちわ
東日本大震災後、東北の復興を願って開催された東北六魂祭。
この祭りは、東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)の代表的な祭りを最も集めた盛りだくさんなイベント。
そこで配られたうちわは、私にとって一時の暑さ対策の道具以上の意味を持っていました。
復興の風を感じて
この東北六魂祭のうちわは、暑い日も涼しい日も、考え事をする時も休憩時も、私のそばにありました。
その風は、被災地の人々の強さ、希望、そして前を向く勇気を運んでくれました。
うちわに描かれた文字は、それぞれの地域文化や伝統を表現しており、触れるたびに東北の豊かな魅力を思い出させていただきました。
東北の美しい風景や温かい人々のことを考え、心が癒されました。
困難を乗り越える力
東北六魂祭のうちわの風からは「頑張れ」というメッセージが聞こえてきました。
東北の復興に比べれば、目の前の仕事の難しさなどとるに足らないものとかだと言われているようです。
被災地の人々の強さを思い出し、自分も頑張ろうという気持ちになりました。
また、うちわを「あおぐ」という動作が、新しい風を起こし、変化を生み出すという意味合いを持っているような気がしました。
バトンを渡す
退職の際、東北六魂祭のうちわを若手エンジニアにプレゼントしました。
復興への思いとともに、仕事への情熱も引き継いでもらえたらと願っています。
東北六魂祭のうちわは私にとって大きな意味を持っていたことを退職時に改めて認識しました。
会社員時代はリラックスする小物でしたが、こうやって文章にまとめると意外に大きな意味を持っていたのだと思います。
こうした小物が私の仕事の質を担保してくれていたのでしょう。
木の玉:自然の癒し
ダイソーで購入した木の玉も、私のお気に入りの小物の一つでした。安価でありながら、その効果は価格以上のものがありました。
触れる安らぎ
木には心を落ち着ける効果があると言われています。
この木の玉は手にちょうどいいサイズで、触り心地が抜群でした。
触っているだけで気持ちが落ち着くのを感じます。木の香りも微かに感じられ、それが森林浴のような効果をもたらしていたように思います。
ストレスの多い職場環境の中で、この小さな木の玉が自然とのつながりを感じさせてくれる貴重な存在でした。
思考を活性化
考えることをするときに手に持って転がすことで、手を動かすことになり、脳の活性化にもつながっていました。
この動作が、脳の異なる部分を刺激し、新しい発想や解決策を生み出すきっかけになったのかもしれません。
また、集中力を高める効果もあったように感じます。
思いが宿る
長年使い込んできたこの木の玉は、いつしか光沢が出ていました。
まるで私の思いが込められているようでした。
木目の一つが、日々の仕事の記憶や感情を吸収しているような気がしました。
時々、この木の玉を見つめながら、過去の体験や困難を乗り越えた経験を思い出すこともありました。
これもまた、退職時に若いエンジニアに託しました。
石:大地の力
石も私の愛用していた小物の一つです。他の小物とは違う、独特の魅力を持っていました。
自然の癒し
石も人々に癒しを与えるアイテムです。
宝石のような貴重なものでなくても、普通の石でも手に持って触れるだけで不思議な安心感やリラックス効果を感じることができます。
石の冷たさや重み、表面の質感など、多様な感覚を刺激してくれます。
これらの感覚が、日常のストレスから心を解放してくれるのです。
また、石を持つ悠久の時間を感じることで、目の前のことを大局的に捉えられるようになりました。
河原の宝物
この石は私が河原で拾った触り心地のよい小石でした。
この石から不思議なパワーをもらっていたような気がしました。
河原に転がるたくさんの石の中から、直感的に「これだ」と思った石を見つけた時の喜びは格別でした。
それを眺めるだけでも心が落ち着きました。
思い出を振り返る
石はさすがに欲しがる人はいないと思い託すことなく、持ち帰りました。
今でも私の大切な思い出の品として大切にしています。
この石を触るたびに、会社での日々や、同僚との思い出が蘇ります。
石は、時間が経っても変わらない強さを持っています。
その不変性が、変化の激しい現代社会の中で、私に安定感と安心感を与えてくれていたのだと思います。
今でも、ときどきこの石を手に取り、その重みと冷たさを感じながら思いを馳せています。
小物活用のすすめ
これらの小道具は、デスクワークの合間に心を癒し、私をリフレッシュさせる効果がありました。
同時に、次の仕事への活力も与えてくれていたのです。
リラックスと集中のバランス
仕事中は集中することも大切ですが、適度なリラックスも必要です。
小物を活用することで、短時間で効果的にリラックスすることができます。
例えば20分集中して、2分間木の玉を転がす、1分間石を楽しむなど、短い時間でも十分な効果があり、次の集中力を維持することができるのです。
五感を刺激する
触れる、見る、感じるなど、五感を刺激する小物を選ぶことで、より効果的なリフレッシュが可能になります。
心身ともにリセットできるのです。
これらより、固定化したパターン思考から抜け出し、新しい発想や創造性を引き出すことができます。
また、五感を意識的に使うことで、「今、ここ」に集中することができ、マインドフルネスの実践にもつながります。
個性を反映させる
選択は自分の好みや価値観を反映させるチャンスです。
私の場合は、復興への思い、自然との触れ合い、大地のパワーなど、結果的に自然の力を感じていたように思います。
それらしい小物を選ぶことで、仕事場に自然の要素を作ることができます。
それは、ストレスの多い自分の職場環境の中で、安定的な安定をもたらす重要な要素となります。
きっかけとして、同僚とのコミュニケーションを深める機会にもなるかもしれません。
価格ではなく自分の感性
これらの小物は、高価なものではありません。
とりあえず、身近なものや100円ショップで手に入るものばかりです。
高価な癒しグッズや最新のストレス解消アイテムも魅力的ですが、それが最適とは限りません。
自分で選び、愛着を持って使い続けることができる身近な小物の方が、長期的には大きな効果を発揮することがあります。
継承の喜び
愛用の小物を若い人に託すことで、自分の思いや経験を継承したように感じます。
若い人にどれくらい伝わったかはわかりませんが、私のの満足にはなりました。
きっとそれでいいのだと思います。
皆さんもデスクの上にお気に入りの小物を持っていますか?
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