はじめに
私たちは毎日、気づかないうちに数え切れないほどの選択をしています。
本当に重要なのかさえ気がつかないまま、忙しく過ごしています。
数多くの選択に、私たちは知らず知らずのうちにストレスをためています。
真面目な人ほど、全ての選択を捨てられずに、自分自身を追い込んでしまうことがあります。
特に人間関係は気を使いますよね。
しかし、年齢を重ねるにつれて、多くのことが「どうでも良いこと」であると気付くようになります。
本記事では、「どうでも良いことは捨てていこう」というテーマで、何が本当に重要なのかを見極める技術について、私の経験も踏まえて考察します。
全てのことが重要ではない
私たちの日常生活は、朝起きてから夜寝るまで、私たちは常に何かを選び、何かを選択しています。
しかし、これらの選択や決断のすべてが等しく重要ではありません。
実際のところ、多くの場合、私たちが日々直面する選択の大半は、長期的に見ればそれほど重要ではありません。
簡単な例で言えば、今日の昼食に何を食べるか、どの服を着るか、といった選択にも脳のリソースを使っています。
私は会社員時代毎日の選択にはできるだけ脳のリソースを使わないように、昼食は「そば」、会社に着ていく服はボタンダウンのシャツとスーツパンツと決めていました。
まぁ、ジョブスみたいにTシャツとGパンというわけにはいきませんでしたけどね。
こういったこと割り切り一つだけでも、脳のリソース削減になります。
本当に重要なことを極める技術
真に重要なことに集中し、それを選択する技術は、時間管理やエネルギー、脳のリソースを有効な選択に回すために不可欠です。
選択のステップ
自己分析:自分が何を求めているかを明確にする。
優先順位付け:求めているものに重要度と時間軸を整理する
集中力の向上:重要なタスクに対して取り組みを計画する
定期的な見直し:小さくPDCAを回しながら見直しを行う
これらのステップを実践することで、本当に重要なことに対して、限られた自分のリソースを有効に使えるようになります。
自分のリソースは有限です。
「どうでも良いこと」に使っている暇はありません。
若さゆえの錯覚
若いうちは全てが重要だと思ってしまいます。
これは、経験不足や同調圧力から、「どうでもいいこと」を判断できる知識がまだ身についていないからです。
仕事、人間関係、趣味、社会的地位、全てを同時に並行して扱おうとしてしまいます。
これは一見、意欲的で素晴らしいことのように思えるかもしれませんが、実際にはストレスの原因となっています。
がんじがらめになってしまう
全てを重要視することで、私たちは自分自身を様々な義務や責任で縛り付けてしまいます。
「これもしなければならない」「あれも達成しなければならない」という思考が、私たちの自由を奪い、創造性を制限してしまうのです。
結果として、本当に大切なことに十分な時間と労力を割くことができなくなってしまいます。
人間関係も同じ
人間関係においても、全ての関係を等しく重要視することは難しく、また必ずしも健全ではありません。
八方美人になっていませんか?
我の強い人に振り回されていませんか?
私の経験ではB型の人に振り回される傾向が強かったですね。
ですからB型の人と対応する時は話半分で対応するようにしてました。
全ての人とうまくやるのは不可能
社会生活を送る上で、様々な人々と関わることは避けられません。
しかし、全ての人と深い関係を築いたり、全ての人に好かれようとしたりすることは、現実的ではありません。
むしろ、自分にとって本当に大切な人々との関係に注力し、それ以外の関係は適度な距離感を保つことが、健全な人間関係を築く上で重要です。
自己探求
自分にとって大事なことはなんだろう、本当に大切なものを見つけるようにしましょう。
人生の様々な局面で、「自分にとって本当に大切なものは何か」という問いかけを自分自身に投げかけることが重要です。
これは単純な質問のようで、実は非常に深い自己探求のプロセスです。
この問いに対する答えは、人それぞれ異なり、また同じ人でも人生のステージによって変化していくものです。
ただ、「自分探し」まで行ってしまうと行き過ぎです。
「自分探し」にゴールはありません。
書き出して整理してみよう
自分にとって大切なものを明確にするためには、実際に紙に書き出して整理するのが効果的です。
ブレインストーミング:思いつく限り、自分にとって重要だと思うことを全て書き出す
カテゴリー分け:書き出したものを、例えば「家族」「仕事」「趣味」などのカテゴリーに分類する
優先順位付け:各項目の重要度を評価し、順位をつける
理由の探求:なぜそれが重要なのか、理由を書いてみる
書き出してみることで、自分の価値観や人生の優先順位がより明確になっていきます。
私は悩みや選択に迷った時は、スケッチブックに頭の中のことを、思いつくまま書いていました。
最初は100円ショップのスケッチブックを使っていましたが、最終的にはA2版のスケッチブックを使っていました。
どんどん書き殴っていくので大きめのスケッチブックがおすすめです。
これは私にとって非常に有効な手段でした。
まずはノートからでもいいですから、ぜひやってみてください。
年齢と経験がもたらす洞察
年齢を重ねるとどうでも良いことが多少わかってきます。
経験を積み重ねていくにつれて、多くの人は「本当に重要なこと」と「それほど重要でないこと」を区別することができるようになります。
若い頃は重要だと思っていたことが、実はそれほど大切ではなかったと気づくことも多々あります。
まぁ、その時は重要と思えるのですけどね。
小学生を見るとクラスのすごく狭い世界で生きているなぁと思いますよね。
それと同じことです。
どうでも良いことが多いってことを知ろう
実際のところ、私たちの日常生活の中で「どうでも良いこと」の方が圧倒的に多いのです。
この事実を認識して対応することは、人生をより豊かに、より自由に生きるための重要なステップとなります。
「どうでも良いこと」を認識することで、本当に重要なことに集中できるようになり、結果として人生の質が向上します。
引用
スティーブン・R・コヴィー博士の著書『7つの習慣』からの引用も載せてみましょう。
コヴィー博士は時間管理と個人の効果性に関する世界的に有名な専門家です。
「感情を抑え、最優先事項を優先するには、目的意識と使命感が要る。第2の習慣で身につけた明確な方向感覚と価値観が要る。そして、優先する必要のない物事に「ノー」とはっきり言えるためには、あなたの中に燃えるような「イエス」がなければならない。何よりも大切にすべきことを自覚していなければならないのだ。」
まとめ
もっと気楽に大事なことだけに集中していきましょう。
最後に、人生をより楽しく、より充実したものにするためには、「大事なことだけに集中にする」という姿勢が重要です。
全てのことに等しく重要性を見出そうとするのではなく、自分にとって本当に大切なことを見極め、そこに時間とエネルギーを集中させることで、より充実した人生を送ることができます。
同時に、「どうでも良いこと」に対しては、適度に距離を置き、気楽に対処する姿勢を持つことが大切です。
これにより、不必要なストレスや負担から解放され、より自由で豊かな人生を送ることができるでしょう。
結論として、「どうでも良いことは捨てていこう」という姿勢は、単に物事を切り捨てるということではありません。
それは、自分にとって本当に大切なものを見極め、そこに集中するという、人生をより豊かにするための積極的な選択なのです。
この選択の技術を磨くことで、私たちはより充実した、ストレスの少ない人生を送ることが可能となります。
ここまで読んでくれて「ありがとう」
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