老後のお金に対する不安は、誰もが抱える大きなテーマです。
今回は「ある女性のリアルな人生設計」をもとに、老後に向けた資産形成と年金の受け取りについて、実際の数字でシミュレーションしてみました。
📝前提となるライフストーリー(モデルケース)
年齢 | 出来事 | 年金状況 |
---|---|---|
22歳 | 就職(厚生年金加入) | 第2号被保険者 |
27歳 | 結婚・退社 | 第3号被保険者(扶養) |
28歳 | 長男出産 | 第3号被保険者 |
30歳 | 長女出産 | 第3号被保険者 |
56歳 | 再就職(厚生年金加入) | 第2号被保険者 |
💰資産運用の前提条件
54歳から積立投資開始 この時点では月3万円をオルカンに積立
- 60歳時点でオルカン(全世界株)に 250万円の資産
- その後は 毎月5万円を積立投資(年利7%想定)
💡前提の整理
このシミュレーションでは以下の前提を置きました:
- 退職年齢 = 年金受給開始年齢
- 年金額は以下のように設定:
- 65歳受給:月額89,000円
- 70歳受給:月額143,000円 (繰り下げ受給)
- 65〜70歳の間は上記をもとに比例計算
🎯シミュレーション結果(毎月使える金額)
働く年齢(年金開始年齢) | 毎月使える金額(90歳まで) |
---|---|
60歳(受給:65歳) | 約90,273円 |
65歳 | 約137,977円 |
68歳 | 約199,144円(← 月20万円に最も近いライン) |
70歳 | 約245,705円 |
🧭「月20万円生活」を目指すなら、68歳が現実的なゴール
「老後は月20万円くらい使いたい」
これは多くの人にとっての安心ラインかもしれません。
今回のシミュレーションからはっきり分かったことは、
68歳まで働き・積立を続ければ、月20万円生活に届く!
ということです。
🔍選択による老後のゆとりの差は大きい
働く年齢 | 毎月使える金額 | 差額(対70歳) |
---|---|---|
60歳 | 約90,000円 | ▲約155,000円 |
65歳 | 約138,000円 | ▲約108,000円 |
68歳 | 約199,000円 | ▲約46,000円 |
70歳 | 約246,000円 | ー |
老後の生活に必要な資金は、「何歳まで働くか」で大きく変わってきます。


💬まとめ|現実的な老後設計には「逆算」と「準備」がカギ
60歳をゴールにせず、数年延ばすだけで生活のゆとりは大きく変わります。
68歳というひとつの目安は、
- 「今の仕事をあと8年」続けるか
- 「再雇用・パートなどで社会とつながりながら」働くか
- 「投資をうまく活かしながら」老後資金を増やすか
という人生後半の戦略を考える上で、ひとつのリアルな指針になります。
📌あなたの「老後生活費」は何万円?
当ブログでは、あなたの条件に合わせた老後シミュレーションもサポートしています。
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